【モンクモードとは？】メリット・デメリットから導入例まで解説

「モンクモード（Monk Mode）」。

和訳すると「僧侶方式」といったところでしょうか。

今こんな記事を書いている私も、つい最近この言葉を知りました。

きっかけは、とあるYouTuberがモンクモードを紹介している動画を見たこと。

もっと詳しく知りたいと思いGoogleで検索したものの、日本語だとぜんぜん情報が見つからない…

これを読んでいる皆さんも、そうではありませんでしたか？

一方で、英語で検索するとわんさか出てくる。

読もうと思えば読めますが、母国語ではないのでいちいち頭を使って面倒だし、機械翻訳もたどたどしくて、今一つ頼りない。

そこで、もし日本語でまとめられた記事があれば有益だろうなと思い、記事を書くに至りました。

この記事一本で、モンクモードとは何なのかということからその活用方法まで、簡単にですが一通り理解ができるのではないかと思います。

少しでも良さそうだなと思ったら、ご自身の生活に取り入れてみてください。

モンクモードとは何か？

モンクモードとは、

「特定の期間中、世間と隔絶された環境に身を置き、誘因を徹底的に排除しながら、目標達成のための活動に最大限励むこと」

です。

特段新しい概念というわけでもなく、２０年以上前から存在し、起業家やCEOなどの高い生産性が求められる人々の間で広まっていたようです。

モンクモードを取り入れる必要性

皆さんは何か達成したいことはあるでしょうか？

ビジネスで成功したい、勉強を頑張りたい、肉体改造したい、禁煙したい、悪い習慣を克服したい...などなど。

この記事を読みに来た方の中で、一つもないという方はあまりいないのではないかと思います。

しかしそれらを、「絶対に成し遂げたい！」と心の底から本心で思っていたとしても、他のことには目もくれず行動しつづけられることの、なんと難しいことか。

現代の生活には、私たちの注意をそらす刺激的な誘惑がたくさんあります。

スマホ・パソコンなどの電子機器、中毒性の高いジャンクフード、酒、煙草、友人、異性……

そのようなものに注意を逸らされ、自分が本当に取り組みたいことに取り組めず、悩むことも多いと思います。

そんなときにブレずに目標に向かって励むために、モンクモードになるのです。

モンクモードになる方法

それでは、具体的にはどのようにするのでしょうか？

大きくは以下の3段階に分けられます。

1．明確な目的意識を持つ

自分は何を達成したいのか、それがいかに自分にとって重要か、しっかり理解する。

2．計画を立てる

開始日時・終了日時を設定。

「何をするのか、何を控えるか」の達成可能かつ絶対的なルールを作る。

運動や瞑想を取り入れ集中力を高く維持したり、タイムスケジュールを決めたりするとなお良い。

3．計画の実行

何があってもやりとげる。

モンクモード計画例

モンクモードの計画例を考えてみます。

こんな感じでしょうか。

各々、計画の内容は異なるとは思いますが、できるだけシンプルにするのがポイントです。

モンクモードのメリット・デメリット

もちろん、モンクモードにも良い点と悪い点があります。

現状に満足しているならば、わざわざやる必要がない場合もあるので、きちんと把握しておきましょう。

モンクモードのメリット

今まで紹介してきた通り、生産性を極限まで高め、目標達成に最短距離で近づくことができます。

そのほか、身体や精神の健康状態を整えたり、自信がついたり、悪習を断ったり、といった効果も期待できます。

モンクモードのデメリット

孤独

やはり孤独は精神的にくるものがあります。

誰しも多少は他人とのコミュニケーションがなければ、メンタルヘルス上、良くはありません。

モンクモードで交友関係を断つのは一時的なものですが、それでも慣れるまでは心細いでしょう。

実現可能性が限られる

多くの方は仕事や学校があるでしょうし、1つの事柄に注力するといっても、時間や経済的な余裕にも限度があります。

また家族と同居していれば、彼らから自分を完全に隔離するのにも無理があります。

手っ取り早い楽しみがなくなる

単純ですが、一番のデメリットかもしれません。

自分の好きなものからも一時的とはいえ離れるのですから、当然といえば当然です。

しかし、あなたが取り組むべきものは、それをするだけの価値があるはずです。

モンクモードを取り入れる際の注意点

いきなり無茶な計画を立てない

今までできていなかったことをいきなり1年やる！といった計画だと、頓挫するのは目に見えていますよね？

始めは短い期間でやってみて、できそうだと感じたら徐々に長くしていくと良いでしょう。

目標の達成に向けて、可能な限り環境を整える

気が逸れる原因になるものを周囲から極力排除する、ホテルのような他に何もない場所に缶詰になる、などが考えられます。

まとめ

以上、モンクモードに関する解説でした。

「ここまでストイックには自分はできない……」

という方も、自分でもできそうなエッセンスを部分的にでも取り入れてみるといかがでしょうか。

きっと、かなりの変化が期待できるはずです。

追伸：日々の睡眠の質に満足できていますか？生産性の低下を防ぐために。

モンクモードになるのは、生産性を高める良い手段の1つです。

ですが、それに加えて、日々の睡眠の質にも気を配ってみてはいかがでしょうか？

睡眠時間は、一生のうちおよそ3分の1を占めます。

しかし、その時間を十分に活用しきれている人は多くなく、

「寝てもいまいちスッキリしない...」ということもよくあります。

そして、睡眠によって前日の疲れを回復できないと、次の日の生産性が落ち、また疲れが抜けきらず、負のループに。

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ただ、人によっては不要なことも十分あり得るので、ご自身の状況に応じて、ご自由に判断されると良いでしょう。